■ 今月の推薦盤 [fusion]
浪漫の騎士 / リターン・トュ・フォーエバー
THE ROMANTIC WARRIOR / RETURN・TO・FOREVER
チック・コリア(p,key)
スタンリー・クラーク(b)
アル・ディ・メオラ(g)
レニー・ホワイト(ds)
1972年に発表されたジャズ・ピアニストとしてのチック・コリアの大ヒット作といえば、カモメのジャケットのReturn To Forever 。日産セフィーロのCMに使われていました。この時のメンバーはチック・コリアがelectric piano、ジョー・ファレルがflute、soprano sax、フローラ・プリムがvocal、percussion、スタンリー・クラークが bass、エイルト・モレイラがdrums、percussionでした。この後、ビル・コナーズがギターに入った時期があって、さらにアル・ディ・メオラに変わったのが本アルバムです。非常にコンセプトが明確に打ち出された組曲といっても過言でない構成であり、アル・ディ・メオラの超絶的早弾き技巧に瞠目します。ハイテンションなバトルに圧倒され、残暑も一気に吹き飛ぶスピード感を味わえます。
SRCS9637 / SME RECORD 1976年2月コロラドにて録音

ウェザー・リポート / ブラック・マーケット
WEATHER REPORT / BLACK MARKET
ウェザー・リポートといえば、マイルス傘下のグループに属していた、ジョー・ザヴィヌル(key)とウェイン・ショーター(sax )がミロスラフ・ヴィトウス(b)とつくったエレクトリック・フュージョン・バンド。メンバーは次々と入れ替わり、後にジャコ・パストリアス(b)が入った時期に人気があります。高い完成度と音楽性、飽くことなきイメージと新しい表現手段の追及が果てしなく続いていきます。現在、エレクトリック・サウンドは別にあたりまえですが、75年当時はまさに前衛であり、慣れ親しんだ感性の破壊と復活を予感させたものです。懐かしの70年代を思い出しながら、音楽が創り出すハイテンションな仮想現実空間に、暫しふわふわと漂ってみてください。肩こりや頭痛に著効が認められます。
SSRCS 9659 /SMC RECORDS
1975年12月〜1976年1月録音ノース・ハリウッドにて