「朗読者」
著者:ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳
発行:新潮社 CREST BOOKS
定価:本体1800円 ISBN4- 10-590018-8 CO397
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今、話題の一冊。前半は映画「青い体験」と同じ。15歳の少年と年上の女性、ハンナとの甘酸っぱい関係。一転。第二章においては、アウシュビッツと戦争犯罪を背景とした予想外の展開を見せる。なぜハンナは少年に、様々の本の朗読を頼んだのか?戦争のなかで、非人道的な行為は悪魔によって行なわれるのか?それとも普通の市井の人々が行なうのか?人間にとって最後に残るものは愛情か、思慕の念か、誇りか?訣別した筈の過去が、どこまでも彼女を追い詰める。まさに小説の持つ魅力を、王道から語ろうとする秀作です。翻訳文体も洗練されています。
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