■ 今月の推薦盤
21世紀になれば、鉄腕アトムのような知能ロボットが活躍していると、読売新聞は1900年初頭に予想していましたが、残念ながらその予想は外れました。しかし世紀が変わっても、依然ジャズは不滅であり、人類の残した数少ない価値ある遺産として受け継がれていくことでしょう。いつか我々が滅亡した後、宇宙空間を漂流する孤独なタイムカプセルの中から、異星人が4ビート・サウンドを発見するとき、彼等の不可解な神経網はジャズの魔力に染まっていくのでしょうか?
Alex Attias presents Quiet Moments a selection of chilled and space jazz tracks
  1. PHAROAH SANDERS Sun Song 冒頭から続くハイスキャットのグッド・バイブレーションが脊椎に沁み込むように快い。艶のあるトーンで語りかける深いボーカルが魂を開放する。
  2. HORACE SILVER Senor Blues おなじみホーレス・シルバーの名曲。物憂い歌詞が淡々と唄われる。
  3. DAVID AMRAM Waltz from "After the fall" 単純な左手の低音部の繰り返しから始まり、ホーンが競うように加わり、力強いテーマが完成していく。ピアノが終始リードする小品。
  4. RITA REYES MEETS OLIVER NELSON Wives and lovers 「ブルースの真実」のオリバー・ネルソンがリタをサポート。
以下略。全体的に快適なラウンンジ・ムードの選曲。1と2に加えて、6のルイス・アームストロング 7のナット・キング・コール、11 のジョニー・ハートマン「オータム・セレナーデ」がお買い得。
IRMA 501271-2

哀愁のヨーロッパ
/ヨーロピアン・ジャズ・トリオ フィーチャリング ジェシ・ヴァン・ルーラー
Europa/European Jazz Trio featuring Jesse van Ruller
洗練されたお洒落なアンニュイ。まさに哀愁のヨーロピアン・サウンド。湾岸を透明感のあるヴァン・ルーラー・サウンドをBGMにクルーズすれば、まさに必殺gadgetと言えるでしょう。マーク・ヴァン・ローンのピアノも核心を押さえ、一粒一粒が際立つ輝きを放っています。余談ですが、本CDをBGMに使うと、なぜか仕事が進みます。
  1. 哀愁のヨーロッパ
  2. 白と黒の肖像
  3. マリア(ウェスト・サイド・ストーリー)
  4. サンキュー・フォア・ザ・ミュージック
  5. アランフェス協奏曲
  6. 青春の光と影
  7. フェイズ・ダンス
  8. 愛を伝えて
  9. ブラック・バード
  10. ティアーズ・イン・ヘヴン
  11. 小さな願い
  12. この素晴らしき世界
Member マーク・ヴァン・ローン(p)フランス・ホーバン(b)ロイ・ダッカス(ds) Guest ジェシ・ヴァン・ルーラー(g)
MYCJ-30C65

EDDIE JEFFERSON / Body and Soul PRESTIGE
本当のことを言うと、このアルバムだけは教えたくなかった。とにかく幸せになれる必聴盤。エディーのアーシー&ジャジーなサウンドがあなたを救う。信じる者は幸いなり。どれも、これも、あれもいいけれど、特に4のMERCY MERCY MERCY は歌詞もボーカルも秀逸ですぞ。(合掌)
OJCCD-396-2(P-7619)