■ 今月の推薦盤
Lisa Ekdahl sings Salvadoore Poe
ストックホルムのスーパー・ロリータ・ボイス、リサ・エクダールがサルバトーレ・ポーの作詞、作曲した作品を歌うのが本CDです。禁断の世界に踏み入ってしまったような、少し危ない気持ちにさせてしまう、糖蜜のような発声と吐息。北欧では、かわいい女のイマージュがいまだに生き残っているようです。将来的にはスウェーデンの由美かおるか?本CDを試聴される場合、人目につかないようにご注意ください。
RCA VICTOR 74321 796812

THE GREATEST HITS / LOVE PSYCHEDELICO
ある時代を語るとき、必ず体験しなければならない音楽があるとすれば、21世紀の冒頭、邦楽ポップスにおいてはラヴ・サイケデリコ(以下デリコと略す)の本アルバムだ。今、この時点で、日本人が自信を持って発信できるメッセージはアニメとポップスとポケモンだけではないかと思うくらいなのが、寂しい。

デリコはかのサザン・オールスターズを輩出した、青山学院大学軽音楽サークルの出身のDUO。青学出身者はうらやましいようなオリジナリティーを備えている。デリコを初めて聞いたとき、新しいブリティッシュ・サウンドか?と思いました。日本語と完全に融合した英語。60年代のブリティッシュ・ロックのモチーフがそこここに散りばめられています。デリコを知らずして、ポップスを語るなかれ。UTADAよりもSIINAよりも、ましてやYAIKOや、KURAKIよりも、はるかに強力に、広い世代に訴えかける、やるせなさが素晴らしい。特に3曲目のLast Smileの泣きが好き。
VICL-60666