| ■ 今月の推薦盤 [POPS] |
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PY FOR THE BAND / CARNATION
前回、ご紹介しましたLOVE PSYCHEDELICOのアルバムはかなり好評で、久しぶりに良い邦楽のCDを買ったと、あちこちからありがたい反響をいただきました。カーネーションの本アルバムは、負けず劣らず、いい線をいっているのではないでしょうか。デリコに比べると、ちょっと一癖ある面々がやっていますが、それはそれで面白い。今、J-ポップスで何が起こっているのか、知りたい、聞きたい、味わいたい、誰かに話したいという方は、まず体験してみてください。何故か、今の若い奴等も、許せるような気持ちになってしまいます。COCP-50381 |
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DISTANCE / 宇多田 ヒカル HIKARU UTADA
ウタダです。ヒカルです。才能という言葉は彼女のためにあるのでしょう。記憶にからみつくようなヒッキーサウンドが、本CDにも充満しています。それにしても女性は、変貌します。年齢に比べ、あまりにも早く開花した女性の姿が、音楽にもジャケット写真にも溢れています。原始、女性は太陽であった、と言ったのは誰でしたっけ。アユとの同時アルバムリリースでしたが、自分的にはヒッキーにポイント加算します。TOCT-24601 |
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GONTITI / GONZAREZ MIKAMI TITI MATSUMURA
数年前に「癒し系」という言葉が流行りましたが、癒し系の端緒となったのが、ゴンチチではなかったでしょうか。ギターの爪弾きって、本当に癒されますね。どこかコバルトブルーの空とエメラルドグリーンの海に囲まれた、南の島の、椰子の葉陰で、ハンモックに揺られながら、マイタイでも啜りながらと、あまりにも通俗的なイメージしか湧かないのはCMに、毒されているからでしょうね。そのくらいマスメディアにゴンチチは繁用されています。普通、これだけ露出が多いと、音楽には澱というか、僅かに影がさしてくるものなのですが、ゴンチチにはまったく、ためらいがない。見事なまでにプロに徹しています。これはもうある意味で、人命救助、社会奉仕じゃないでしょうか?PCCA-01512 |
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INSOMNIA / 鬼束 ちひろ CHIHIRO ONITSUKA
文学少女って、死語じゃなかったのですね。「私は神の子供 この腐敗した世界に墜とされた…時間は痛みを加速させていく…」(月光)「腫れあがった部屋で僕はバランスを取り戻すけど…君のその肩に刻まれた花は寂しい…」(イノセンス)「残酷に続いていくこの路で 例えば私が宝石になったら その手で炎の中に投げて…」(眩暈)等々、鬼束は詩人です。一頃、感性という言葉が、ネクラとして片付けられる嫌いがありました。しかし最近、またネクラが日の当たる坂道を漫ろ歩くことができるようになりました。いい傾向じゃないですか。ちなみにINSOMNIAは不眠症のことだそうです。TOCT-24560 |