| ■ 今月の推薦盤 [POPS] |
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my all / 小柳ゆき
圧倒的な歌唱力を誇る小柳ゆきの三つ目のアルバムがリリースされました。確か実姉もロックバンドのヴォーカルでしたから、小柳一族の才能というのは、固有の遺伝的系譜のなかに、しっかりと刻み込まれているのですね。シンプルで説得力があり、どこまでも前に出てくる発声が、かなりの破壊力を持って迫ってきます。できたらため息で綴るようなバラードや本能のままに音階をかけめぐるスキャット、感性の格闘技のようなインプロビゼーションにおけるKOYANAGIの生の魂に触れてみたい。これだけの才能があると、今一歩現実とのざらざらした相克、深い闇を覗き込んだときの立ちすくむような感覚、骨が溶けていくような喪失感等などの、やや歪んだテイストの隠し味を求めるのは、ないものねだりか?全15曲入ったお得なアルバム。小柳の歌詞はわかり易く、アグレッシブな内容。2曲目のDEEP DEEPが売れ線で、さびの部分はいつまでも耳にこびりつく。HDCA-10065 DREAM MACHINE |
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Free World / LOVE PSYCHEDELICO
1.Free World 2.amp'box 3."o" の3曲が入ったマキシシングル盤。あいかわらず懐かしさ一杯、おしゃれ心一杯のデリコのミニアルバムです。『ただなんとなくart遥かなるbig wave見なれないtoday風のfree jazz君に描いたimage胸に抱いたままdie bringing awayあの日のsight…』(Free World )デリコの世界では日本語は完全に解体され、英語と一切のためらいがなく融合してしまい、その語感と音節だけがモザイクのように再配列されて利用され、感覚的に食いこんでくる独特のリズムに満ちた未知の世界を展開していきます。異種の言語素材がボーダレスに使われ、一見無秩序な無意味さに圧倒されそうになりますが、実は定型律の短詩のように、規則的な文節が生理的に心地よい律動を生み、明確で哀愁に満ちたメッセージを送りつづけます。ううっ、失禁しそうなぐらい素晴らしい。VICL-35260 Victor Entertainment.INC. 1260円 |